九州地域バイオクラスター推進協議会
BLEU-BLANC-COEUR

〒861-2202 熊本県上益城郡益城町田原2081-10
(公益財団法人くまもと産業支援財団内)

TEL:096-289-3116
FAX:096-289-3929

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メンバーメッセージ

緒方 克也(株式会社緒方エッグファーム)

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プロジェクトリーダー

住所〒861-1101 熊本県合志市合生2121-1
TEL096-242-3873
FAX096-242-1007
URLhttp://www.ogataegg.jp/

ヘルシーファーミング「美味しくてバランスの良い食品づくり」の考え方を広げていく

取組のきっかけ

私がヘルシーファーミングプロジェクトの取り組みに最初に触れるきっかけとなったのは、2012年にフランスのvalorex社とCopli社による「畜産物に含まれるオメガ3の自然増加について」の勉強会でした。
その後、オメガ3の勉強会に参加するとともに、亜麻を加工する工場や畜産農家から消費者までの食品工場、スーパーマーケットの農家の方から各担当者から直接お話しを聞く機会を得ました。伝統と文化を重んじ、それぞれが誇りを持って話されていたことを鮮明に覚えています。
それから数回に亘ってフランスを訪問し、取組み事業者同士の交流を深めながら、フランスのBleu-Blanc-Coeur(ブルー・ブラン・クール協会)の「生産者から消費者までの過程を考えることで、健康のための食材を提供する農業を発展させよう」という理念について共感を深めていきました。
また、ブルー・ブラン・クール協会は、コンセプトである「家畜の健康 人の健康 地球の健康」に沿って、私たち畜産農家の目的の一つである家畜を健康に育てるための飼料油脂について長年研究されていること。また、家畜が本来食する植物の種子を昔から代々受け継がれていることも知りました。

取組状況

帰国してからは、まず10羽からオメガ3を豊富に含むフランス産の亜麻飼料の配合を設計、試行錯誤をしながら試験を繰り返し行いました。それから一貫して、日本の食文化と四季や風土に合った美味しいたまごを育てるという思いを強く持ち、現在まで取り組んでいます。
現在、私の農場では、フランスで見学した広々とした土地で、ストレスの無い家畜の行動の自由を考慮した平飼いの小さな鶏舎を作っています。鶏は自由に砂浴びをしたり、走り回って遊べる環境にあり、そこから産まれたたまごについて定期的に分析をしています。

取り組んで良かったこと

家畜も人と同じ食や環境で育ち方や成分が変化することを、間近で実感することができました。この取り組みを実践していくことで、人とのつながりの大切さをあらためて感じているところです。

これからの抱負

都内のミシュラン星のある日本料理店や百貨店にたまごをご使用いただいているほか、お客様からうれしい声を頂き、少しずつですが地域から共感の声が拡がっていることを実感しています。今後、このヘルシーファーミングの考え方が大きく広がっていくよう、生産者・お客様へ向けて積極的に発信していこうと思います。

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